女性の育毛剤選びに迷った時は何を基準に選ぶ
女性の薄毛の原因
女性用の育毛剤はたくさん販売されていますし、有効成分にもいろいろなものがあります。
ただ、いろいろなものがありすぎて、「どれを選んでいいのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方はまず、自分の薄毛にとって、どのような成分が有効なのかを知ることです。
どのような成分が有効かは、薄毛の原因によって異なります。
そこで、女性の薄毛の原因について知っておきましょう。
女性の薄毛に多いのが「瀰漫性脱毛症(びまんせいだつもうしょう)」と呼ばれるタイプの薄毛です。
女性ホルモンのバランスが乱れたり、ストレスが蓄積したりすることで、発症するリスクが上昇します。
女性に見られる薄毛としては、「粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)」もあげられます。
粃糠性脱毛症は、シャンプーやリンスの洗い残しによって、頭皮に炎症を起こすことで発症リスクが高まります。
「脂漏性脱毛症」も女性に見られるタイプの薄毛です。
過剰に分泌された皮脂によって、真菌の一種であるマラセチアが繁殖し、皮膚に炎症を起こすなどして頭皮環境を悪化させ、抜け毛の量が増えてしまいます。
あと、薄毛の女性に多いのが、極端なダイエットをしているというケースです。
極端なダイエットにともなう栄養不足によって、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちてしまうのです。
女性の育毛剤選びの判断基準
女性の薄毛の原因を知っておけば、どのような育毛剤を選べばよいのかはおのずから明らかだと思います。
自分の薄毛を改善するのに効果的な有効成分を配合した育毛剤を選択しましょう。
たとえば、瀰漫性脱毛症の場合、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きをする、「アカツメクサ花エキス」を配合した育毛剤を選ぶとよいでしょう。
アカツメクサ花エキスに含まれている「ビオカニンA」は、分子構造的に女性ホルモンと非常に似通っているということです。
他にも、イソフラボンにも女性ホルモンと似た働きがあることで知られています。
粃糠性脱毛症や脂漏性脱毛症によって頭皮に炎症を起こしている場合には、抗炎症作用のある成分を配合した育毛剤を選択するとよいでしょう。
抗炎症作用のある成分としては、「アラントイン」や「グリチルリチン酸ジカリウム」がよく知られています。
また、皮膚にとってもっとも避けるべきことが乾燥ですが、頭皮も乾燥すると抜け毛のリスクが上昇します。
そこで、保湿効果のある「加水分解コラーゲン」や、「ヒアルロン酸」、「トレハロース」などを配合した育毛剤を選択するとよいでしょう。
女性用の育毛剤はたくさんありますが、自分の薄毛のタイプをしっかりと見極めて、自分に必要な成分を配合した育毛剤を利用しましょう。