育毛シャンプーで女性の薄毛は改善する?
育毛シャンプーってなに?
育毛シャンプーはその名の通り、育毛を目的としたシャンプーのことを言います。
では、一般的に使用されているシャンプーと、育毛シャンプーとでは、どのような違いがあるのでしょうか。
一般的なシャンプーには、合成界面活性剤が多く含まれています。
合成界面活性剤は食器洗い洗剤や洗濯洗剤にも含まれており、油汚れを包んで洗い流しやすくする働きがあります。
頭皮にも皮脂が存在しているので、ベタつきを抑えてスッキリさせるためには、合成界面活性剤が有効であると思われるかも知れません。
ただ、合成界面活性剤の洗浄力はあまりにも強すぎるため、頭皮にとって必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまうのです。頭皮は汚れた衣類やお皿とは違います。
頭皮の皮脂が奪われると、頭皮は外部の刺激(細菌やウイルス、機械的刺激)などにさらされやすくなります。
なぜなら、皮脂は頭皮を守ってくれる存在でもあるからです。
頭皮のベタつきが気になるからと言って、洗浄力の強いシャンプーで頭を洗っていると、次第に頭皮環境が悪化して、抜け毛の量が増えることにつながるのです。
育毛シャンプーには合成界面活性剤が使用されていないばかりか、頭皮や髪の毛にとって有害とされる、鉱物油やパラベン、合成香料や合成着色料なが含まれていません。
育毛シャンプーで女性の薄毛は改善するのか
育毛シャンプーで女性の薄毛が改善するかどうかは、女性の薄毛の原因と、育毛シャンプーに含まれている成分との関係を知ることが重要です。
原因に対するアプローチ法が正しければ、薄毛の改善は期待できるでしょう。
女性の薄毛を引き起こすリスクファクターとしては、過度のダイエットによる栄養不足や血行不良、ホルモンバランスの乱れなどがあげられています。
過度のダイエットよる栄養不足は、頭皮環境の悪化を招いてしまいます。
そこで、アミノ酸系の育毛シャンプーを用いるという手があります。
なぜなら、髪の毛もタンパク質(アミノ酸)で構成されているからです。
また、育毛シャンプーには血行を促進する成分も含まれています。
血液は全身に酸素と栄養を運んでいるので、血行の促進が見られた場所には、栄養状態の向上もみられることとなります。
頭皮への血行がよくなれば、頭皮環境が改善され、ヘアサイクルが正常化し、薄毛の原因を取り除くことが可能となります。
育毛シャンプーには、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きを有する、イソフラボンを配合したものもあります。
更年期や出産後の薄毛には、イソフラボン入りの育毛シャンプーがおすすめです。
とは言うものの、育毛シャンプーは髪の毛を「育む(はぐくむ)」ためのものです。
育毛シャンプーを使ったからと言って、髪の毛がみるみる生えてくるわけではありません。
やはり、生活習慣や食習慣を見直すことも重要です。