頭皮にニキビができた時の対処法
頭皮にニキビができる原因ってなに?
頭皮にニキビができる原因について知りたいのであれば、まず、ニキビとはどのようなものなのかを知っておくことが重要です。
それによって、頭皮にニキビができた場合、効果的に対処することが可能です。
ニキビは、医学的には「尋常性ざ瘡」と呼ばれている、炎症性の皮膚疾患です。
炎症には、「発赤(ほっせき)」「腫脹(しゅちょう)」「熱感(ねつかん)」「疼痛(とうつう)」「機能障害」という、5つの徴候があります。
ニキビもひどくなると熱を持ってズキズキと痛みます(疼痛)し、赤く腫れてくることもあります。
また、できた場所によっては、口を動かすと痛みが出るなどするケースもあります。
ニキビができる原因は、皮脂と皮膚の汚れやほこり、古くなった角層などが混じり合い、それが毛穴に詰まってしまうことです。
毛穴に詰まっている段階では角栓などと呼ばれますが、そこに細菌感染を起こし、炎症がみられるとニキビへと変化するのです。
頭皮は皮膚の中でも皮脂の分泌量が多い場所なので、ニキビができても何の不思議もありません。
頭皮の過剰な分泌や、頭皮を不潔にしていることによって、ニキビのできるリスクが高くなります。
また、洗浄力の強いシャンプーも、結果として頭皮にニキビができるリスクを高めます。
頭皮にニキビができたときの対処法
最初に、頭皮にニキビができたときに、もっともやってはいけないことをお話ししておきたいと思います。
それは、ニキビを手で押しつぶすということです。
手には無数の雑菌が付着しているため、手でニキビを押しつぶすと、細菌感染を起こすリスクが高まります。
また、手でニキビを潰してしまうと、醜いニキビ跡のできる可能性もあります。
頭皮にニキビができた場合、なるべく頭皮を清潔に保つことが重要となります。
頭皮も皮膚である以上、新陳代謝によって新しい皮膚が生まれてきます。
このことをターンオーバーと呼んでいます。
私たちが単に皮膚といった場合、それは表皮を指すケースがほとんどです。
表皮のもっとも深い部分にある基底層では活発に細胞分裂がおこり、皮膚の元となる細胞を生み出しては表面へと送っています。
基底層で皮膚の「素」が作られ、表面に送られた皮膚が垢となって剥がれおちるまで、およそ28日かかるとされています。
そのため、およそ1ヶ月は清潔を保つように心がけましょう。
そうすれば、ニキビは自然と治ってしまいます。
どうしても頭皮にできたニキビが治らない場合には、皮膚科を受診するようにしましょう。
くれぐれも、自己判断でつぶしてしまわないように気をつけてくださいね。