皮膚科と育毛クリニックって何がちがうの?
皮膚科と育毛クリニックの違い
自分では抜け毛や薄毛をどうしようもできないという場合、専門家に診てもらうという手があります。
ただ、皮膚科や育毛クリニック(育毛サロン)、AGAクリニックなどいろいろな場所があって、どこに行っていいのか分からないという方もいらっしゃることと思います。
そこで今回は、皮膚科と育毛クリニック(育毛サロン)の違いや、皮膚科とAGAクリニックの違いなどについて紹介したいと思います。
まずは、皮膚科と育毛クリニックとの違いから見ていきましょう。
皮膚科と育毛クリニックとの最大の違いは、医師がおこなっている診療行為であるかどうかです。
皮膚科はあたり前ですが、国家資格を持った皮膚科医が診察をおこなっている「治療院」です。
薄毛を積極的に「治療」するのが皮膚科でおこなわれる薄毛への対処法であり、一般的に発毛剤を処方することで、発毛を促進していきます。
一方、育毛クリニックは髪の毛を「育む(はぐくむ)」ことを目的としており、医師ではない「セラピスト」などが「施術」にあたっています。
マッサージをおこなったり、特殊な器具で毛髪成長因子を塗布したりしますが、あくまでも施術であり、治療行為ではありません。
発毛という観点でいうと、皮膚科の方に軍配があげられます。
皮膚科とAGAクリニックの違い
薄毛を改善する場合、AGAクリニックを受診するという手もあります。
AGAは「Androgenetic Alopecia」の頭文字をとったもので、日本語にすると「男性型脱毛症」となります。
とは言うものの、AGAクリニックの多くが、女性の薄毛も扱っています。
では、皮膚科とAGAクリニックにはどのような違いがあるのでしょうか。
皮膚科もAGAクリニックも、国家資格を持った医師によって診察がおこなわれていますが、皮膚科の場合は投薬治療が一般的であるのに対し、AGAクリニックでは投薬治療のほか、毛髪成長因子を皮下に直接注入する治療もおこなわれています。
また、AGAクリニックでは、クリニック独自の治療薬や治療法を開発しているところもあり、発毛という簡単からすると、皮膚科よりもAGAクリニックの方が効率よく薄毛を治療できます。
言うなれば、AGAクリニックは病院にある各科の専門外来のようなものです。
皮膚科というカテゴリーの中に、薄毛治療に特化した部署があると考えるとよいでしょう。
AGAクリニックは薄毛の治療に特化しているため、皮膚科よりも豊富な臨床例を持っています。
そのため、薄毛に悩まされている女性は、女性の薄毛も診てくれるAGAクリニックを受診するのがおすすめです。