分け目を変えないと薄毛の原因に!
分け目を変えないと薄毛になるメカニズム
男性だけでなく、女性にとっても薄毛はとてもデリケートな悩みとなっています。
実は、いつも同じところで髪の毛を分けていると、薄毛になる可能性があることをご存じだったでしょうか。
いつも同じところで髪の毛を分けている人の中には、だんだんと分け目のスペースが広がってきていることに気付かれる方もいらっしゃるかもしれません。
そのような薄毛のことを、牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)と呼んでいます。
その名の通り、いつも同じところが牽引される(引っ張られる)ことによって、牽引された部分の頭皮への血流が不足し、抜け毛の量が増えてしまうのです。
髪の毛の分け目部分だけでなく、ポニーテールにしたときに引っ張られる、おでこの生え際が目立ってくるケースもあります。
やはり、引っ張られた部分の血行が悪くなってしまうからです。
みなさんもご存じの通り、血液は全身に酸素や栄養、白血球などを送り届けています。
髪の毛も、毛母細胞が毛細血管から栄養を受け取ることによって成長しています。
ところが、頭皮が引っ張られることによって血流量が不足すると、毛母細胞が髪の毛の成長に十分な量の栄養を受け取れなくなってしまいます。
その結果、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちてしまうのです。
牽引性脱毛症の治療法と対処法
牽引性脱毛症の治療は、薄毛を専門としている病院やクリニックで治療することが可能となっています。
牽引性脱毛症は、その他の脱毛症とくらべると、原因が発揮している脱毛症とも言えます。
病院やクリニックで牽引性脱毛症を治療する際には、女性用の発毛剤の服用や外用が奨められたり、メソセラピーが推奨されたりします。
メソセラピーとは、皮下に直接、薬剤を注入する治療法のことを言います。
特に、薄毛の改善の際におこなわれているメソセラピーのことを、毛髪再生メソセラピーとよんでいます。
頭皮下にグロースファクター(毛髪成長因子)を注入することで、発毛を促進する治療法となっています。
ただし、薄毛の治療には保険が適用されないので、全額自己負担となります。
そのため、牽引性脱毛症を発症しないようにすることがより重要となります。
いつも同じところで髪の毛を分けているのであれば、髪型を変えて違うところで分けるようにするとよいでしょう。
また、分け目がはっきりしない髪型にすることも有効です。
いつも同じところで髪の毛を結んでいるのであれば、違うところで結ぶようにするとよいでしょう。
本当は髪の毛を結ばないのが一番なのですが、仕事上、どうしても髪の毛を結ばなければならない人もいると思います。
そのような場合、結束力の強いゴム紐ではなく、シュシュなどを利用するのも1つの手です。
牽引性脱毛症は、基本的に髪型を変えることで予防することが可能です。