更年期障害になると女性の髪は薄くなる
更年期障害と薄毛との関係
更年期障害という言葉が聞かれるようになって久しいですが、若い女性にとっては、更年期障害なんてまだまだ先の話と思われるかも知れません。
ただ、最近は30代の後半から更年期障害の現れる人も増えており、決して他人事ではないようです。
では、更年期になると身体にどのような変化が訪れるのでしょうか。
また、更年期障害と薄毛にはどのような関係があるのでしょう。
更年期を迎えた女性のおよそ80%が、身体に何らかの変化が起こることを自覚しているそうです。
ただ、症状の重さはそれぞれで、まったくなにも感じずに更年期を終える人もいます。
もっとも代表的な更年期の症状が、急に体が火照る「ホットフラッシュ」と呼ばれる現象です。
その他にも、頭痛や肩こりといった身体的症状が出たり、イライラしたり訳もなく落ち込んだりといった、精神的症状が出るケースもあります。
これらの症状は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少することによって起こると考えられています。
エストロゲンはいわゆる「女性らしさ」を形作るホルモンだと言われています。
そのため、エストロゲンの分泌量が減少することによって、「女性の命」ともいわれる髪の毛が抜けやすくなるのです。
更年期の薄毛を改善する方法
更年期の薄毛を改善する方法としては、エストロゲンの代わりになるものを摂取するという方法があります。
代表的なものが、大豆に含まれているイソフラボンです。
イソフラボンには女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きのあることが分かっており、女性用の育毛剤や、サプリメントなどにもよく用いられています。
また、育毛剤に含まれているアカツメクサ花エキスにも、エストロゲンと似た働きのあることが分かっています。
育毛剤を利用する際には、アカツメクサ花エキスが配合されているかにも注目するとよいでしょう。
あと、更年期に限った話ではないのですが、誤ったヘアケアによって頭皮環境が悪化し、それによって抜け毛が増えるケースもあります。
誤ったヘアケア法としては、洗浄力の強いシャンプーで頭皮を洗うことや、頭皮を洗う際にゴシゴシとこすってしまうこと、髪の毛を洗ったあとにしっかりとドライヤーで乾かさないこと、頭皮の保湿をしっかりとおこなわないことなどがあげられています。
そのため、無添加の育毛シャンプーなどを用いて頭皮をやさしく洗い、髪の毛を洗ったあとにはしっかりとドライヤーで乾かし、適度にうるおいを与えることが重要です。