頭皮のたるみ=顔のたるみ!頭皮用エッセンスを正しく使って健康な髪を
頭皮ケアの中でもマッサージと同じくらい重要であるにもかかわらず、美容に関心の高い方でもお手入れを怠りがちになっている「頭皮の保湿」。
ここでは便宜上「保湿」と呼んでいますが、潤すだけでなく、栄養をしっかり入れこんで元気な頭皮へと導くのが目的です。
お風呂を出てから使うアウトバストリートメントを髪につけるのも大切ですが、私の理論では、頭皮の保湿の方がもっと大切。洗顔後やお風呂上がりに顔は必ず保湿をするのに、頭皮だけほったらかしでいいはずがありません。
乾いた肌が硬くこわばるように、お手入れ不足の頭皮もごわつき、たるみ、健康な髪が育たなくなってしまいます。また、頭の部分がたるめば、顔だってたるみが加速します。
より美しい髪と肌のためにも、今すぐ「頭皮用エッセンス」を取り入れましょう。
せっかくの頭皮用エッセンス、髪の毛につけていませんか?
顔の美容液は手のひらにつけてなじませればいいのですが、頭皮は髪の毛が邪魔をするため、そうはいきません。ここで、効率的なつけ方をお教えしましょう。
まずは髪をかきわけて頭皮を露出させます。講演会などで皆さんに実演していただくと、ことのほか「髪の毛に振りかけてしまっている」方が多いのに驚かされます。しかも「頭皮についていないですよ」「髪にばかりつけていますよ」とお伝えすると、「えっ」とびっくりされる。
自覚がないまま髪に振りかけていないか、自分のやり方を鏡の前などでチェックしてください。頭皮のエッセンスは頭皮に直接つけなければ意味がないので、頭皮を露出される→エッセンスをつける、のプロセスを繰り返します。
「頭皮につける」といっても、ハチ(つまり、動かすことの出来ない帽状腱膜部分)に縦に4本、横に3本程度の線を引けばOK。後頭部の耳より下、帽子をかぶっても隠れない部分にはつける必要がありません。
また、基本的に頭皮用のエッセンスはさらりとした質感なので、線をひいて手のひらで押してなじませれば簡単に広がります。朝のスタイリング前とトリートメント後の一日二回が目安です。