遺伝?加齢?年々悪化するくせ毛の原因とは?
まず、くせ毛は遺伝します。しかも優性遺伝なのです。そのため、親がくせ毛だと子供も成長に伴ってくせ毛になってしまう可能性が極めて高いです。
遺伝だけではない、くせ毛の原因
髪の毛の内部には、ケラチンタンパク質でできた「コルテックス」があり、それには硬さの異なる「親水性コルテックス」と「撥水性コルテックス」があります。
通常はまばらに分布しているのですが、これがそれぞれ偏った分布をしていると、くせ毛になります。偏り方によっては髪が濡れた時だけくせ毛になる場合もあります。
また、毛穴が曲がっている場合は、髪の毛は曲がった毛穴に押し脱されていくことになるので、毛穴から飛び出すときには既に曲がった状態で生えてくることになります。
毛穴自体がまっすぐでも、皮脂や汚れが毛穴に詰まってしまうとそれが原因で髪が曲がってしまいます。あと、過剰なダイエットや偏った食生活を送っていると、髪への栄養供給が止まり、血行不良も相まって髪がでこぼこになってしまいます。
更に、アルカリ性のシャンプーやトリートメントを使用していると頭皮がアルカリ性に傾きます。人の体は体内をアルカリ性に、皮膚を酸性にすることで老廃物を体外に排出していますが、頭皮がアルカリ性になることで老廃物の排出が正常に行われなくなり、髪を圧迫してくせ毛の原因となってしまいます。
昔からくせ毛という方は遺伝の可能性が高いですが、年齢と共にくせが出てきたりくせが強くなった場合は日々のケアや生活習慣、加齢の影響が考えられケアを見直す事で改善する可能性は高いのです。