薄毛の女性が選んではいけない白髪染め
白髪染めで薄毛になることはあるの?
薄毛の女性が選んではいけない白髪染めについて解説する前に、まずは、白髪染めで薄毛になることがあるのかどうかについて説明しておきたいと思います。
結論から言いますが、白髪染めをすることで、薄毛になることは基本的にありません。
ただ、白髪染めに含まれている成分によっては、薄毛になるリスクを高めてしまう可能性はあります。
白髪染めをすると薄毛になったという人の中には、白髪染めの使い方を間違っているケースもあります。
たとえば、白髪染めをするときには、前日までに洗髪を済ませておくように、注意書きに記されていると思います。
なぜなら、白髪染めに含まれている薬剤は頭皮や髪の毛に与える影響が強いため、白髪染めをする日に髪の毛を洗ってしまうと、薬剤によるダメージが大きくなってしまうからです。
その結果、間接的に薄毛になるリスクが高くなるのです。
また、白髪染めが必要となるのは、一般的に中年期以降のケースがほとんどだと思います。
中年期以降の女性は、更年期を迎えることとなります。
更年期には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少します。
エストロゲンには、いわゆる「女性らしさ」を作る働きがあるのですが、分泌量が減少すると、女性らしさの象徴でもある髪の毛が抜けやすくなるのです。
その時期に白髪染めを使うので、白髪染めを使うと薄毛になるというイメージがあるのかもしれません。
薄毛の女性が選んではいけない白髪染め
白髪染めを使うことで、薄毛に直結するようなことはありませんが、それでも、白髪染めに含まれている成分によっては、薄毛のリスクファクターとなる可能性もあります。
そこで、どのような成分に気をつけるべきかを説明していきたいと思います。
まず、白髪染めに含まれている過酸化水素には要注意です。
過酸化水素は、髪の毛の色素細胞を壊し、ブリーチするために用いられている成分です。
明るい色に仕上げようとすると、過酸化水素も多く含まれることとなります。
過酸化水素が多く含まれている白髪染めの問題点は、過酸化水素が化学反応を起こすことによって、活性酸素(フリーラジカル)が産生されるという点です。
活性酸素は、外部からの侵入者(細菌やウイルスなど)から、私たちの身体を守ってくれる存在ですが、あまりにも増えすぎると、今度は私たち自身の細胞を攻撃し始めるのです。
活性酸素によって頭皮が攻撃されると、頭皮環境が悪化して、抜け毛の増えるリスクが上昇するのです。
また、白髪染めに含まれているアルカリ剤にも注意が必要です。
アルカリ剤は、髪の毛を染めやすくするため、髪の表面にあるキューティクルを開く働きがあります。
キューティクルが開かれると、髪の毛がダメージを受けて傷んでしまいます。
また、キューティクルが開くと、髪の内部からタンパク質や水分が奪われ、髪が細くなってしまうのです。
白髪染めのやりすぎは避けるようにしましょう。