薄毛になると髪はダメージに弱くなる!薄毛に悩む女性がやるべきツヤ対
ツヤ髪対策をする前に知っておきたい髪の毛の構造
薄毛になると髪はダメージに弱くなるのでしょうか。
それを知るためには、まず髪の毛の構造について理解しておきましょう。
髪の毛の構造を知ることで、効果的にツヤ対策ができると思いますよ。
髪の毛1本1本は、それぞれ三層構造になっています。
もっとも表面にあるのが、皆さんもよくご存じのキューティクルです。
魚のうろこのような半透明のキューテュクルが、髪の毛の外側を覆っています。
キューティクルの主成分はタンパク質で、キューティクルを守るために、「MEA」が存在しています。
MEAとは、18-メチルエイコサン酸のことで、髪の毛のもっとも表面に存在しています。
MEAは摩擦によるダメージに弱く、髪の毛に対する摩擦が繰り返されることで、MEAが損なわれ、結果として髪の毛からツヤが失われることとなるのです。
キューティクルの内側には、コルテックスと呼ばれる線維状のたんぱく質が存在しています。
コルテックスは、髪の毛の85%から90%を占めるとされており、コルテックスの水分含有量によって、髪の毛の柔軟性が決まります。
髪の毛のもっとも内側には、メデュラと呼ばれるやわらかなたんぱく質が存在しています。
メデュラに外的刺激が加わると、空洞ができて、髪の毛が色あせてしまいます。
薄毛になると、物理的なダメージにさらされやすくなるため、さらにダメージに弱くなるという悪循環に陥るのです。
薄毛に悩む女性がやるべきツヤ対策
一般的に、髪の毛のツヤをキープするためには、キューティクルの状態を良好に保つことが重要だと考えられています。
ただ、先ほども述べたように、髪の毛のもっとも表面にあるのはMEAと呼ばれる脂質成分です。
MEAは脂質成分なので、キューティクルを保護しつつ、髪の毛にツヤを与えてくれるのです。
そして、MEAにとって大敵なのが、髪の毛に対する摩擦です。
そのため、髪の毛を洗うときには地肌をマッサージすることを意識し、髪の毛同士が過度に擦れあわないように気をつけましょう。
また、髪の毛を洗ったあとは、タオルに水を含ませるようなイメージで、優しく拭くように心がけましょう。
そのような洗髪習慣自体が、女性を薄毛から守ってくれることとなります。
男性とは異なり、女性の薄毛は生活習慣や洗髪習慣、食習慣などに依拠するケースが多いようです。
そのため、生活習慣を見直したり、髪の毛の洗い方を改善したり、シャンプーを刺激の少ないものに変えたり、食習慣を見直したりすることによって、薄毛を改善することが可能となるのです。
髪の毛の量が減ってしまえば、髪の毛のツヤも失われてしまいます。
つまり、薄毛対策自体が、髪の毛にツヤを取り戻す手段となるのです。