良いシャンプーを使えばいいだけではない、髪にとって大事なこと
アンチエイジングの分野では、栄養の偏りがないか、また水銀などの有害なミネラルが体にたまってないかを調べる検査があります。そのとき検査の材料として使われるのが、髪の毛なのです。
このお話をすると、よく「血液を調べればいいのでは?」と言われます。
けれど、血液の成分や状態は、直近の食事によってかなり左右されてしまうものなのです。
たとえば揚げ物をたくさん食べた直後は血液は濁ってしまうほどに直近の食事を反映してしまうので、「いつもの状態」を調べる検査の対象には不向き(だからこそ、健康診断のときは前日から食事を制限するわけです)。
ところが髪の毛は、ほんの数センチあれば、ここ数ヶ月の食生活や体内のミネラルバランスがわかってしまうのです。
髪が生まれる部分は血液と直結していますから、血液の量とクオリティによって髪の成分が決まってくるのです。
いわば、髪は「生活習慣の成績表」というわけで、毛髪を使ったミネラル検査が編み出されたのです。
それほどまでに血液の状態を反映しているわけですから、髪の健康には日々の食事や運動が大切なのは言うまでもありません。
バランスの良い食事でしっかり栄養を採り、運動で酸素を取り込んで血流をアップさせること。
また、決行やホルモンバランスに関わりますから、ストレス過多な生活が髪によくないのも当然です。
髪も肌も、化粧品でできているわけではありません。
化粧品に頼りすぎることなく、バランスのいい食事や適度な運動を取り入れ、内側から健康な髪を生み出しましょう。