白髪予防に効果的な黒い髪を育む食材
白髪の原因と食事の関係
白髪は老化現象の一種でその原因はストレスや栄養不足、遺伝要因など複数の要因が重なり起こる為、現在の科学ではすべての白髪に効果的なケアは残念ながらありません。
しかし日々の正しいケアやバランスのとれた食事、適度な運動などを続ける事で白髪が改善された事例は沢山あるので、白髪が出来てしまっても諦めずにケアを行うことが大切です。
特に身体の栄養状態はそのまま髪に反映され、髪の栄養成分を調べると過去の栄養状態がわかるほど。日々のケア以上に食事が髪に与える影響は大きいです。
ちなみに髪が伸びる速さは平均で1ヶ月に1センチ。髪がつくられた時の体内の栄養状態がそのまま髪に反映されるため、毛髪ミネラル検査では15センチ程度の長さの髪があれば過去1年の栄養状態が調べられることが出来ます。
白髪が出来たら白髪染めをするだけではなく、日々の食事を見直して白髪予防を行ってみてください。
白髪に効果的な3種類の栄養素
髪を作る上で大切な栄養素は「タンパク質(アミノ酸)」「ミネラル」「ビタミン」の3つです。
髪の主成分は80%のケラチンというタンパク質で出来ていますから、髪の成長には食事で良質なたんぱく質をとることが大切です。
髪を黒くするメラニン色素を作るには銅ミネラルや必須アミノ酸の一種であるチロシンが必要です。銅ミネラルやチロシンが不足するとメラニン色素を作り出すことが出来なくなり白髪になってしまいます。
またわかめや海苔、昆布などの海藻類に多く含まれるミネラルのヨードはメラニン色素を作る細胞のメラノサイトの働きを活発にする効果がると言われています。昔からわかめを食べると髪が黒くなるというのもあながち間違いではないのです。
ビタミンA、C,、B12、Eも白髪に効果的な栄養素の一つです。これらのビタミンには血行促進効果、血液サラサラ効果、抗酸化効果などがあり髪の成長になくてはならない栄養素です。
そしてミネラルやビタミン必須アミノ酸といった成分を私たちの体は体内で作る事は出来ません。ですから日々の食事からバランスよく補うことが大切なのです。
【タンパク質を多く含む食材】
大豆、納豆、豆腐、いわし、あじ、いくら
【銅ミネラルを多く含む食材】
干しえび、しゃこ、ほたるいか、桜えび(ゆで)、ごま
【チロシンを多く含む食材】
高野豆腐、大豆、かつお節、すじこ、たけのこ
【ヨードを多く含む食材】
昆布、ひじき、わかめ、のり
【ビタミンを多く含む食材】
E:アーモンド、松の実、ひまわり油、唐辛子、抹茶
B12:赤貝、しじみ、牛肉(レバー)、鶏肉(レバー)
C:赤ピーマン、黄ピーマン、せん茶の茶葉、焼きのり
A:鶏肉(レバー)、豚肉(レバー)、あんこう(きも)、うなぎ(きも)