正しいシャンプーのやり方②〜シャンプー剤は優しく頭皮につける
ブラッシングを丁寧に1分行い頭皮の汚れを落とし、さらにしっかり予洗いを1〜2分。髪の汚れはこれでほとんど落ちるのですが、ではいよいよシャンプー剤を手に取りましょう。
シャンプーの手順ですが、人によってバラバラで、間違っているケースが多いのでご注意ください。
よくある勘違いの代表は、「シャンプーを手で泡立ててから地肌につける」というもの。
先にも述べましたが、「たっぷりの泡で転がすように洗って」という「泡信仰」は本当に根強いのですが、手のひらに泡立ててしまうと地肌に届けにくくなってしまいます。
また、中には「シャンプー剤をそのまま頭皮につける(人によっては、ノズルを直接頭皮に当てる)」という方もいらっしゃるのですが、それも少し極端かなと思います。
簡単で効率よく洗えるのは、
「手のひらに適量のシャンプー剤をとり、倍量ぐらいの水を加えて薄める」方法です。
こうして伸びがよくなったシャンプー剤を指にとり、髪の間に指を差し入れて頭皮につけます。泡は立っていなくても大丈夫です。
このときのポイントは、「下から上へと指を差し入れる」こと。
髪は基本的に、上から下に向かって生えています。これに逆らうようにつけることで、付け根まできちんとシャンプー剤が行き渡り、頭皮をキレイに洗うことができるようになるのです。
ガシガシと爪を立てて洗うのではなく、指の腹全体を使いましょう。そっと力を入れずに、こすらず、ごく軽くなでるように行います。ヘアサロンで美容師さんが行うシャンプーを思い出し、小刻みに指を動かして丁寧に洗いましょう。
髪を洗うときの「圧」について
紙を一枚テーブルに置き、その上に指を置いて動かしてみましょう。このとき紙が動かない程度の力が理想的です。
塗布したら、いよいよ「洗う」プロセスです。こちらは次回にお話しします。