女性の育毛アイテムがここ数年で増えた理由
女性の育毛アイテムがここ数年で増えた理由
育毛剤というと、男性が使うものというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。
ところが最近、ドラッグストアや薬局、インターネット通販などで、女性の育毛アイテムを扱うお店が増えてきています。
なぜここ数年で、女性用の育毛アイテムが増えてきたのでしょう。
あたり前といえばあたり前ですが、需要があるところに供給が生まれます。
要するに、薄毛に悩まされている女性が増えてきたから、女性用の育毛アイテムも増えてきたという訳なのです。
薄毛というと男性だけの問題だと思われがちなのですが、実は、成人女性の10人に3人が、薄毛に悩まされている、もしくは、薄毛に悩まされた経験を持っているとされています。
「髪は女性の命」などということからも分かるように、女性にとって薄毛は非常にデリケートな悩みです。
そのような悩みに応えるべく、女性用の育毛アイテムが増えてきているのです。
ちなみに、男性に見られる薄毛のことを男性型脱毛症(AGA)と言い、男性型脱毛症を専門としている病院やクリニックで治療が可能となっています。
最近は、女性に見られる薄毛に関しても、専門のクリニックができてきています。
プライバシーに配慮しつつ、明るい空間で快適に治療が受けられるようになっています。
女性に起こりうる脱毛症の種類
男性に見られる薄毛は、先ほども触れたように男性型脱毛症であることがほとんどです。
男性型脱毛症は、思春期以降に現れること、進行性であることが特徴となっています。
一方、女性に見られる薄毛にはさまざまな種類があります。
男性と同様、年齢とともに現れる薄毛に「瀰漫性脱毛症(びまんせいだつもうしょう)があります。
瀰漫性脱毛症は更年期以降に見られる脱毛症で、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少することで、発症リスクが高まります。
瀰漫性とは、広範囲にわたるという意味があります。
また、ヘアカラーやパーマなどによるダメージや、頭皮に合っていないシャンプーによるダメージで頭皮環境が悪化して起こる「粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)」も、女性に特徴的な脱毛症です。
乾燥したフケが毛穴に詰まることで毛根部に炎症を起こし、抜け毛の量が増えるという特徴を有しています。
他にも、女性ならではの分娩後脱毛症や、牽引性脱毛症などが知られています。
牽引性脱毛症は、いつも同じところで髪の毛を結んでいたり、分けていたりすることで毛根部に負担がかかり、その部分の髪の毛が抜けてしまうタイプの脱毛症です。
女性の薄毛は、男性のように局所のハゲあがるようなことがありません。
その分、薄毛に気が付きにくいという一面もあります。
おかしいなと思ったら、早めに対処しましょう。