医薬部外品は化粧品より効果があるの?
医薬部外品と化粧品の効能効果
化粧水やシャンプー、ボディオイル、歯磨き粉などなど化粧品には沢山の種類がありますが、薬事法で認められた化粧品の効能効果は56種類だけ。
オーラルケアからスキンケア、ヘアケアなどすべての化粧品は法律上56種類以外の効能効果は認められていません。
すべてのアイテムで56種類ですから意外と少ない化粧品の効能効果。そこで56種類以外の効果を持つ商品を販売するには医薬部外品として登録申請を行い、厚生労働省の許可を得る必要があります。
化粧品で認められていない効能効果を持つ医薬部外品は化粧品より効果が高いイメージがありますが、それはあくまでも法律上の問題。
交通法で高速道路は時速100キロ以上での走行を認められていませんが、100キロ以上で車は走れますし実際に走っている車もいるように、化粧品でも56種類以外の効果をもつものはたくさんあります。
薬事法では化粧品以上の効能効果を持つ医薬部外品ですが、実際は医薬部外品だから化粧品より効果が高いとは言えないのです。
医薬部外品に配合できる成分
2001年4月に規制緩和が行われ、化粧品の製造販売に対する承認・許可が廃止。全成分を表示する代わりに各メーカーの責任において自由に製造できるようになりました。
一方、医薬部外品は配合成分や配合比率、効能データなどの資料を厚生労働省に提出して承認を得る必要があります。
また医薬部外品に使用できる成分も決められており国が安全性と有効性が認められたものしか配合できませんし、有効成分が3年間90%以上効果を出すことをデータで証明する必要があります。
化粧品は最新の成分を自由に配合できる一方、医薬部外品には配合できる成分も量も制限があるのです。
ここまで聞くと医薬部外品より化粧品のほうが効果が高そうですが、化粧品は0.001%でも配合せれていれば効果に関係なく○○成分配合と言えるので、本当に配合成分の持つ効果が得られるかは不明です。
ですから一概に医薬部外品と化粧品のどちらのほうが効果が高いとは言えませんが、医薬部外品には国が認めた成分が有効濃度配合されているので、一定以上の効果があることは確実です。
【化粧品として記載できる効能効果表現の範囲】
(1)頭皮、毛髪を清浄にする。
(2)香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。
(3)頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
(4)毛髪にはり、こしを与える。
(5)頭皮、毛髪にうるおいを与える。
(6)頭皮、毛髪のうるおいを保つ。
(7)毛髪をしなやかにする。
(8)クシどおりをよくする。
(9)毛髪のつやを保つ。
(10)毛髪につやを与える。
(11)フケ、カユミがとれる。
(12)フケ、カユミを抑える。
(13)毛髪の水分、油分を補い保つ。
(14)裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
(15)髪型を整え、保持する。
(16)毛髪の帯電を防止する。
(17)(汚れをおとすことにより)皮膚を清浄にする。
(18)(洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ(洗顔料)。
(19)肌を整える。
(20)肌のキメを整える。
(21)皮膚をすこやかに保つ。
(22)肌荒れを防ぐ。
(23)肌をひきしめる。
(24)皮膚にうるおいを与える。
(25)皮膚の水分、油分を補い保つ。
(26)皮膚の柔軟性を保つ。
(27)皮膚を保護する。
(28)皮膚の乾燥を防ぐ。
(29)肌を柔らげる。
(30)肌にはりを与える。
(31)肌にツヤを与える。
(32)肌を滑らかにする。
(33)ひげを剃りやすくする。
(34)ひげそり後の肌を整える。
(35)あせもを防ぐ(打粉)。
(36)日やけを防ぐ。
(37)日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。
(38)芳香を与える。
(39)爪を保護する。
(40)爪をすこやかに保つ。
(41)爪にうるおいを与える。
(42)口唇の荒れを防ぐ。
(43)口唇のキメを整える。
(44)口唇にうるおいを与える。
(45)口唇をすこやかにする。
(46)口唇を保護する。口唇の乾燥を防ぐ。
(47)口唇の乾燥によるカサツキを防ぐ。
(48)口唇を滑らかにする。
(49)ムシ歯を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(50)歯を白くする(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(51)歯垢を除去する(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(52)口中を浄化する(歯みがき類)。
(53)口臭を防ぐ(歯みがき類)。
(54)歯のやにを取る(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(55)歯石の沈着を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(56)乾燥による小ジワを目立たなくする。(注1)※平成23年7月21日追加