冬は頭皮も乾燥している!頭皮を保湿すると女性の薄毛は改善できる
頭皮の乾燥と女性の薄毛との関係性
日本の冬はとても乾燥しているので、肌荒れや静電気などに悩まされる方も多いことと思います。
そして、女性の薄毛にとっても乾燥は大敵です。
では、なぜ乾燥すると薄毛になるリスクが高くなるのでしょう。
身体の表面は皮膚によって覆われていますが、頭皮は中でも、皮脂の分泌量がもっとも多い場所として知られています。
なぜなら、頭は脳を守る大事な場所であり、そのため、豊富な髪の毛で覆われているからです。
皮脂は、有害な紫外線や細菌、ウイルスといった外敵から、私たちの頭皮を守ってくれているのです。
ところが、乾燥によって皮脂の分泌量が減少し、頭皮のバリア機能が低下することで、抜け毛のリスクが上昇するのです。
例えば、女性によくみられるタイプの脱毛症に、粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)と呼ばれるタイプの脱毛症があります。
乾燥してカサカサとしたフケが毛穴を塞ぎ、毛穴から排出されるべき汚れや余分な皮脂が排出できなくなり、炎症を起こして抜け毛が増える脱毛症です。
これなどは、乾燥が直接的に薄毛の原因となる典型的な例です。
反対に、頭皮が乾燥することで、逆に皮脂の分泌量が増し、それによって脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)を招くケースもあります。
頭皮を保湿して女性の薄毛を予防しよう!
ここまでの説明で、頭皮の乾燥が抜け毛のリスクを高めることについてご理解頂けたと思います。
ということは、頭皮の保湿をおこなうことで、抜け毛のリスクを減らし、薄毛の改善につなげることができるという訳です。
では、頭皮の保湿はどのようにしておこなえばよいのでしょう。
まず、頭皮の感想を予防するためには、ヘアケアの見直しをおこないましょう。
もし市販のシャンプーを使っているのであれば、薬用シャンプーや育毛用シャンプーに切り替えた方がいいかもしれません。
というのも、市販のシャンプーには合成界面活性剤など、頭皮にとって有害な物質が含まれているからです。
合成界面活性剤は、食器洗い洗剤は洗濯洗剤などにも含まれている、非常に洗浄力の強い物質です。
食器や洗濯ものであれば油汚れが落ちていいのですが、頭皮に用いると、頭皮を守るべき皮脂まで根こそぎ洗い流してしまい、頭皮の乾燥を招いてしまうのです。
また、空気が乾燥する冬場は、加湿器を用いて部屋の湿度をコントロールしてあげましょう。
冬になると、風通しの良い部屋の場合、湿度が30%を下回るケースもあります。
そのような場合、湿度を40%から60%に調整しましょう。
あと、外出をする際には、帽子をかぶるようにしましょう。
頭皮は紫外線が直撃する場所なので、冬こそしっかりとガードしてあげましょう。