リーズナブルにツヤ髪をキープをする方法、それは…?
「頭皮ケアで、美しい髪に」というのがこの本のコンセプトですが、やはり一日でも早くキレイに、というのが素直な気持ちですよね。頭皮ケアに励みつつも、生えている髪もキレイに…というのであれば、私たちがおすすめするのは「透明なヘアマニキュア」です。
ヘアマニキュアの原理はいたってシンプルで、文字通り「髪のためのマニキュア」です。
ネイルカラーが爪の表面に色をのせるのと同じように、ヘアマニキュアもキューティクルに成分を吸着させ、表面だけにとどまります。ヘアカラーと違って髪の内部に浸透しないので、髪への負担が格段に軽いのがメリットです。
特に透明なものは、色素を吸着させる必要がないので髪を傷める心配がほとんどありません。見た目に美しいツヤが出るだけでなく、髪の表面をコーティングすることで、ドライヤーの熱や摩擦、紫外線から髪を守ってくれます。
ヘアマニキュアのデメリット
ヘアマニキュアのデメリットとしては、表面についているだけなので落ちやすいこと。ネイルカラーも、先端など物理的に刺激を受けるところから剥がれていきますよね。
マニキュアも日々のブラッシングやシャンプー、紫外線などで少しずつ取れる程度の吸着力です。私たちは3週間から1ヶ月くらいのスパンでの「透明ヘアマニキュア」をおすすめしています。
ちなみに透明なヘアマニキュアであれば仕上がりの差が出にくいので、ご自身にとって立地や価格が好ましいところでこまめに受けてください。
ヘアカラーは、「どう入れるか」の感覚がスタイリストさんによって異なるので、自分のセンスに合う方におまかせすべきですが、透明なヘアマニキュアは施術者によって仕上がりが違うという心配がありません。また、ダメージヘアから猫っ毛、逆にボリュームが出過ぎる髪まで、あらゆる髪に効果があります。
髪のダメージを根本から治したいと思ったら、頭皮を健康にして美しい髪が育つのを待つしかありません。それまでの間、「今ある髪」をいい状態に見せるのであれば、断然おすすめなのがヘアマニキュアです。
洗い流さないタイプのトリートメントをしなくても、髪の表面に膜を張ってカラーやドライヤーの熱から守ってくれるので、女優やモデルもよく行っているそう。もちろんサロンでのトリートメントは技術が発達しているので、即効性があります。ただ、一ヶ月ぐらいで効力が落ちるので、やはり根本的な頭皮ケアが必要になります。
予算と時間が限られるなら、「サロンでのヘアマニキュア+いい頭皮用美容液」を選びます。限られた時間や予算をうまく使って、より早く、より効率的にキレイになりましょう。