パーマでボリュームUPは薄毛の原因になる

パーマと薄毛との関係

女性にとって、髪の毛はとても重要なパーツの1つだと思います。

その髪の毛が薄くなってくるなんて、女性にとっては悲劇的なことですよね。

女性の中には、薄毛を隠すため、パーマをかけてボリュームアップを図る方もいらっしゃることと思います。

ところが、パーマをかけることで、かえって薄毛が進行するケースもあるようです。

始めに断っておきますが、パーマを変えることと薄毛には、直接的な因果関係はありません。

どういうことかというと、パーマをかけることで、抜け毛の量が増えるようなことはないということです。

では、なぜパーマをかけると、薄毛が目立つと言われるのでしょう。

その理由は、パーマをかけるときに用いられるパーマ液にあります。

パーマ液にはアルカリ性の薬剤が含まれています。

髪の毛は弱酸性なので、アルカリ剤の刺激はとても強いのです。

アルカリ剤によって、髪の毛の内部に含まれているタンパク質や水分が外へ出て行ってしまい、それによって、髪の毛が細くなってしまうのです。

髪の毛の量が同じであれば、髪の毛の細い人の方が、薄毛に見えてしまうという訳なのです。

また、パーマ液が誤って頭皮に付着してしまうと、頭皮に炎症を起こすなど、頭皮環境を悪化させてしまいます。

その結果、薄毛になるリスクが高くなるのです。

 

パーマをかける際の注意点

パーマをかけると、間接的にですが、薄毛になるリスクが高くなってしまいます。

とは言うものの、おしゃれでパーマを楽しみたい方もいると思います。

そこで、パーマをかける際の注意点について見ていきたいと思います。

まず、パーマをかけてからしばらくは、髪の毛を洗わないようにすることが重要です。

パーマをかけた直後の頭皮や髪の毛は、薬剤によってダメージを受けています。

そのため、頭を洗うのはパーマをかけた翌日以降にしましょう。

また、パーマをかけたあとにシャンプーをする際には、アミノ酸系の薬用シャンプーなどを用いるとよいでしょう。

パーマ液にはアルカリ剤が含まれており、パーマをかけたあとは、髪の毛のpH(ペーハー)がアルカリに偏っています。

アミノ酸系のシャンプーを用いることで、髪の毛本来の弱酸性にpHを傾けることが可能となります。

頭皮に与えるダメージも、一般のシャンプーに比べてはるかに少ないので、最低でも1週間はアミノ酸系のシャンプーを使うようにしましょう。

あと、パーマをかけたあとに頭を洗ったあとには、ドライヤーのかけ方にも注意が必要です。

パーマをかけた髪の毛を乾かす際に、櫛などで髪の毛を梳かしながら乾かすと、摩擦によって髪の毛にダメージを与えてしまいます。

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