ドライヤーの正しい使い方でツヤツヤ髪を手に入れる

正しいドライヤーの使い方

「ドライヤーは髪に悪いから自然乾燥がいちばん!」と思いきや、髪の毛を濡れたまま放置しておくと悪臭が発生したり、キューティクルが傷ついたり…。
きちんとした方法でドライヤーを使用すれば、ダメージを心配する必要はありません。

誰もが知っているようでいて、使い方を教わったことが無い…。ドライヤーはそんな道具ではないでしょうか。皆さんは、以下のような使い方をしていないかチェックしてみてください。

◯手で髪を揺らして風を当てる
◯ドライヤーと髪の距離が20センチ以内
◯頭を下げ、後頭部から上へと乾かしている
◯冷風モードは使わず、温風のみ
◯同じところに3秒以上風を当て続けている
◯頭皮に直接風が当たっていない

私がセミナーなどで見ていると、およそ80%の方はこれらのミスを日々行ってしまっています。

「ドライヤーで髪が傷む」のではなく、「間違ったドライヤーの使い方で髪が傷む」というほうが正しいでしょう。ご自身の乾かし方を、今晩からさっそく正してみてください。特に大切なポイントは以下の3つです。

一つ目のポイントは、「頭皮を乾かす」という意識を持つこと

ドライヤーで乾かすべきは髪だけではありません。濡れたままの頭皮を放置しておくと、雑菌の温床になってしまいます。ですから、エッセンスを塗るときに髪をかき分けて頭皮を露出させたように、ドライヤーの風も頭皮に当たるようにします。

二つ目のポイントは、「動かす手はドライヤーだけ」

乾かしているときに動かすのはドライヤーだけにすること。
私もかつては行っていましたが、風を当てながら逆の手で髪をバサバサと動かしている人が実に多いのです。このほうが早く乾きそうですが、同時に摩擦で髪がどんどん傷んでいきますので、「動かす手はドライヤー側だけ」と心してください。

風が一カ所に集中しないよう、ドライヤーを持った手は常にゆらゆらしているほうがベターです。

三つ目のポイントは、ドライヤーの向き

キューティクルのうろこは上から下へ向かってついていますので、これに逆らわないように乾かすことも大切です。髪に対して30度くらいの角度で上から風を当てるのが正解。
時々、おじぎをするように頭を下にして後頭部にドライヤーをかける方がいますが、これでは瓦の重なっているキューティクルを毛羽立たせてしまうのでおすすめできません。

顔はあげたまま、髪をかきわけて風を当てましょう。

また、顔まわりの髪は前に向かって生えているので、前から風を当てると髪が膨らみ、整いません。基本的に風は「上から下」それに「後ろから前」に向かって当てると頭に入れておいてください。

ちなみに、ドライヤーの風を当てすぎると髪のダメージが進むのは言うまでもありません。頭皮は完全に乾き、髪が8割程度乾いたらそこで終了でOKです。
軽く手ぐしで整えたあと、最後に目の細かい天然ブラシでとかすとキューティクルが整い、ツヤとまとまりが出ます。

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