シャンプーの界面活性剤=悪?正しい知識で美髪生活を

シャンプーやトリートメントの主な成分である、界面活性剤。その種類は多岐にわたり、私たちに身近なあらゆる商品に活用されています。

今回は、そんな「界面活性剤」の種類や特徴について見ていきたいと思います。

界面活性剤は大きく3種類

まず、「乳化剤」。水と油のように、自然な状態では混じり合わない2成分を混合して、安定したエマルジョンをつくるために加えられる界面活性剤です。その性質によって、親水性と親油性に分けられます。

次に、「洗浄剤」。皮膚に付着した余分な皮脂や埃を、水と混ぜて洗い流します。

続いて、「浸透剤」。美白剤・プラセンタ・育毛剤・水・CoQ10などの成分を皮膚に浸透させるための界面活性剤です。

その他、水と空気の界面張力を低下させて泡をつくりやすくする「気泡剤」や、本来溶媒となる物質に溶けない、もしくは非常に溶けにくい物質が透明に溶解する現象、“可溶化”を助ける目的で使用される「可溶化剤」もあります。油脂類やクリーム基材に、顔料を均一かつ微細に分散させる目的で用いられる「分散剤」は、メイクアップ化粧品などに用いられています。

一概に界面活性剤は「危険」ではない

このように、界面活性剤は今や私たちの生活に欠かせない物質となっています。
体に悪という話も聞きますが、過剰な量や有害な組み合わせでなければ問題はありません。

その特性を知り、正しく活用することが大切です。

ほぼすべての化粧品で使用されている界面活性剤。○○成分は危険という情報に惑わされないように商品に配合されている目的を把握してましょう。

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