頭皮が臭う原因と効果的な対策方法
頭皮の臭いの原因は菌の増殖
これから暑くなってくると、毎日しっかりシャンプーしているのに「頭皮のにおいが気になる」という方は多いのではないでしょうか。
「夏は汗を沢山かくからしょうがない」と思っているかもしれませんが、実は頭皮から出る汗には元々臭いはないのです。
汗には「アポクリン汗腺」から分泌される臭いのある汗と、「エクリン汗腺」から分泌される、ほとんど臭いのしない汗の2種類あり、脇や陰部近くなどの臭いはアポクリン汗腺から分泌される汗が原因。
しかし頭皮にはアポクリン汗腺はありませんから頭皮から出る汗はもともと無臭なのです。
ではなぜ頭皮は臭くなるのでしょう。それは皮膚常在菌と言われる菌が増殖することが原因。
皮膚常在菌はお肌や髪を美しく保つために大切な菌ですが、必要以上に増殖すると肌荒れや臭いを発生させてしまうのです。
皮膚常在菌は角質や皮脂、汗を餌としている為、汗を沢山かくと菌が増殖して臭いの原因となっているのです。
皮脂の酸化も頭皮の臭いの原因に
菌意外にも臭いの原因には皮脂の酸化(古くなること)があります。皮脂が酸化すると臭いの原因となる「ノネナール」という物質が発生するのです。
実は加齢臭もこの「ノネナール」が原因。加齢臭と聞くと「中高年男性特有のものでしょ?」と思うかもしれませんが、臭の原因は皮脂の酸化なので、女性や若い方にも発生します。
私たちの体は年齢と共に酸化を防止する働きが低下し、皮脂の酸化が早まり「ノネナール」が発生しやすくなります。
また女性より男性のほうが皮脂量が多いため、一般的に加齢臭は中高年男性のものと思われていますが加齢以外にもストレスや間違ったシャンプー方法、日々の生活習慣なども皮脂の酸化を早めてしまうので、女性や若い人でも皮脂が酸化し臭いうことがあるのです。
臭いを防ぐ1番の方法は頭皮を清潔にすること。汗をかいたらタオルなどでこまめにふく事が大切です。
髪をかき分け頭皮の汗を取り除くだけで、菌の増殖を抑え臭いを防ぐことが出来るので是非試してみてください。
また毎日のシャンプーも重要です。頭皮を揉み込むようにシャンプーし、毛穴の奥汚れをしっかりと取り除く事で、頭皮を清潔に保ち菌の増殖を防ぐことが出来るので頭皮の臭いが気になるという方はこの機会にシャンプー方法を見直してみてください。(正しいシャンプー方法はこちら)