薄毛・抜け毛はシャンプー時の擦り過ぎ
薄毛・抜け毛は摩擦による頭皮の老化が原因
肌を擦ると老化が進む事はスキンケアではあたりまえ。「泡を転がすように」「肌を撫でるように」洗顔している方は多いと思います。
肌の一番外側には角質層があり、この角質層が肌内部を守るバリヤ機能として働いています。肌を擦ると肌は内部を守るバリヤ機能を高めようと角質層を厚くします。かかとや肘膝といった、よくこすれる場所の皮膚が厚くなっているのもこの理由。
また擦る以外にも角質層は加齢によって厚くなります。肌はターンオーバーを繰り替えし28日で生まれ変わります。加齢と共に代謝が低下しターンオーバー周期が乱れ角質層が厚くなり、透明感や潤いハリ、弾力を失っていきます。
頭皮も肌も1枚で繋がった同じ皮膚。頭皮も擦ると角質層が厚くなり老化が進みます。頭皮の老化は薄毛や抜け毛に繋がるので毎日行うシャンプーで頭皮を擦る事は薄毛や抜け毛を促進させてしまうのです。
薄毛・抜け毛を防ぐ正しいシャンプーの力加減
美髪セミナーで「シャンプー時は頭皮を擦らずに優しくなでるように洗う」というお話をすると多くの方から「どれぐらいの力ですか?」というご質問を受けます。
「優しく」という表現はあいまいで優しく洗っているつもりでも、実際に力加減を確認してみると強すぎる方がほとんど。ではシャンプー時は具体的にどれぐらいの力加減が最適なのでしょうか。
答えは「100グラム」。確認の仕方としては量りを用意して100グラム程度の力で押してみてください。実際にやってみると「ほんとうにこれでいいの?」と思うほど優しい力加減。
頭皮の汚れは力ではなくシャンプー剤やぬるま湯の力で落ちますので優しい力加減で念入りにかつ丁寧に行ってください。
使うアイテムも大切ですが洗い方で汚れ落ちや頭皮への負担は大きく変わってきますので、是非今日から試してみてください。続ける事で薄毛や抜け毛に効果が出てきます。