女性のヘアサイクル(毛周期)の乱れは細毛・薄毛・白髪につながる!
「ヘアサイクル(毛周期)」は最近よく聞くようになりました。
髪の悩みが多くなり、その悩みに対応したヘアケア用品が普及してきたことで、ヘアサイクルを意識するようになったのでしょう。
発毛して髪が成長し抜け落ちて次の発毛が始まるまで1サイクル、人によって異なりますが、その期間は女性の場合5~6年といわれます。
抜け毛・薄毛・細毛とヘアサイクル
通常の健全なヘアサイクルは、「成長期」「退行期」「休止期」「終期」から成り立っています。
・成長期=発毛から髪が長く太くなる時期・・・5~7年
・退行期=成長が終わり老化していく時期・・・2~3週間
・休止期=髪は生えているが成長しない時期・・・2~3ヶ月
・終 期=髪が抜けて次の髪が生えるまでの準備期間
このヘアサイクルを繰り返していますが、何らかの原因で成長期にある髪が成長をストップさせて退行期に入ると、再び成長期に戻ることはありません。
5年程度の成長期途中で髪の成長が止まってしまうことから抜けるのが早まり、休止期・終期の髪が多くなります。
これが抜け毛・薄毛の状態です。
髪が太く成長する前にストップして細いまま退行期に入ると、細毛が多くなってしまいます。
乱れたヘアサイクルで白髪も増える?
毛母細胞のメラノサイトで作られるメラニン色素によって、髪の色は決まります。
加齢やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが原因で、ヘアサイクルが乱れるのと同じように、メラノサイトの色素生成にも悪影響を及ぼします。
白髪になる原因は加齢によるものと、遺伝的要素が強いといわれていますが、大きなストレスやホルモンバランスを崩す要因が起こると、若くても白髪になってしまうことがあります。
そして、もう一つ。
髪が抜ける時に、毛母細胞のメラノサイトまで一緒に落ちてしまうことがあり、次に生えてくる髪はメラニン色素を作れず白い髪のまま成長して、白髪になります。
白髪として成長すると、途中で色素を取り戻すことはありません。
生活習慣を見直して健康な毎日を過ごすことで、健康なヘアサイクルを取り戻しましょう。