加齢とともに髪の立ち上がりが悪くなるのはなぜ?
年齢とともに髪のトップに元気がなくなると、セットも決まらなくなり一気に老けたイメージになってしまいますよね。
トップにボリュームがでなくレディース用ウィッグを本気で検討しているかたも多いのではないでしょうか。でもそもそもどうして、年を取ると髪がしっかり立ち上がらなくなるのでしょうか。
そこで今回は加齢と共にトップの立ち上がりが悪くなる原因と効果的な対策をご紹介します。
歳を重ねると髪の立ち上がりが悪くなる理由とは?
髪の立ち上がりが悪くなる一つ目の理由は髪にハリやコシがなくなるからです。そして、その大きな原因は髪が細くなるためです。
個人差はあるものの一般に女性は30代半ばを境に髪は少しずつ細くなっていくと言われています。これは年齢とともに、髪の毛を作る毛母細胞に十分な栄養が運ばれなくなってくるため、また女性ホルモンのバランスが崩れるためです。
また、加齢とともに毛母細胞自体の動きも遅くなってくるので、若いときに比べ元気な髪を育むことが出来なくなり、髪全体が少しずつ元気がなくなり数も少なくなってしまうのです。
白髪染めやヘアカラーなどを長期にわたって使用することで髪が傷み、切れ毛や抜け毛の原因になっていることもあります。
もう一つの理由が頭皮の厚みが薄くなることで髪が斜めにはえてくるためです。
頭皮と顔の肌は一枚で繋がった同じ皮膚。加齢と共に肌のハリや弾力が低下してたるんでくるように、頭皮も薄くなります。
頭皮がタルミ薄くなることで髪が斜めに生え立ち上がりが悪くなるのです。
髪の立ち上がりを良くするための効果的なケア方法とは?
髪の立ち上がりが悪くなると多くの方がコンディショナーやトリートメントを変えたり、ブロー方法を変えたりパーマをかけたりと髪の毛のケアを行うと思いますが、原因は頭皮にあるのでいくら髪をケアしても根本的な解決にはなりません。
死んだ細胞の髪は一度生えた後にいくらケアしてもハリやコシが生まれる事はありませんので、髪の立ち上がりを良くするためには頭皮をケアしてハリやコシのある髪を新たに育む必要があります。
頭皮ケアと聞くと具体的何をしたらいいのかわからない・・・と言う方がまだ沢山いると思いますが、頭皮も皮膚の一部ですから基本的な考えはお顔のスキンケアと同じです。
頭皮ケアも顔のお肌同様「洗浄」、「保湿」、「栄養補給」を毎日続ける事がとても大切です。
ヘアケアはシャンプー&コンディショナーだけという方が多いですがコンディショナーは髪の毛のケアになりますので頭皮は洗浄(シャンプー)しかしていないという事になります。
洗顔だけのスキンケアでは老化がどんどん進んでしまうように、シャンプーだけでは頭皮ケアは不十分。しっかりと頭皮用のアイテムで保湿と栄養補給をする必要があります。
また髪がつくられる毛母細胞は血管と直接つながっていて血液から直接栄養を得て髪を作っていいるので、頭皮の血行状態が髪の成長にはとても重要になってきます。
マッサージや血行促進作用のある成分を取り入れる事もハリ・コシのある髪を育むことに繋がります。
髪は死んだ細胞で一度生えた後にいくらケアしてもハリやコシが出る事はありませんが、頭皮をケアする事で新たに生えてくる髪にハリやコシがでたり、頭皮のハリや弾力を取り戻す事はできます。
髪の立ち上がりが悪くなったと感じたらぜひ頭皮ケアを行ってみてください。