クチコミやランキングでは分からない化粧品の良し悪し
クチコミやランキングでは分からない主成分の見分け方
化粧品を選ぶときに多くの方が参考にしているクチコミやランキング。使用感などの参考にはなりますが、それだけで商品の良し悪しを判断するのは難しいです。
クチコミやランキング以外にも商品を評価する方法は特徴成分や使用感などいろいろありますが、ぜひ商品の評価に加えて頂きたいのが主成分にどんな成分が使われているか。
2001年の薬事法の改正に伴い日本で発売する化粧品には、配合されている全成分をパッケージに表記する事が義務づけられているので、配合成分は簡単に確認する事が出来ます。
多くの化粧品は何十種類もの成分が配合され、それぞれの配合量は記載されていないので一目見ただけではどの成分が主成分かを把握する事が出来ませんが、薬事法の成分表記ルールを把握すると主成分を簡単に見分ける事が出来ます。
薬事法では配合量が1%以上の成分は配合量の多い順に表記するように定められている為、上位10成分程度を確認すると、その化粧品がどんな主成分で構成されているかを把握する事が出来ます。(ただし医薬部外品は対象外)
インターネットの発達で成分名をGoogleやYahooで検索するとその成分の効果や配合目的を簡単に調べる事が出来るので、お使いの化粧品の主成分がどんな成分で構成されているかぜひ確認してみてください。
クチコミや使用感、主成分など様々な観点で評価する事が大切
化粧品の効果や使用感は同じような成分を使っていても組み合わせによって大きく異ります。ですから主成分だけで製品全体の評価をすることは出来ません。
また配合量が1%以下でも効果が認められた成分は沢山あります。たとえば医薬部外品の有効成分として多くの化粧品に配合されているグリチルリチン酸ジカリウムは医薬部外品に配合出来る量は0.5%までと決められています。
ですから化粧品を評価するにはクチコミやランキング、特徴成分、使用感、メーカーやブランドの思想など様々な視点で見る必要があります。
科学的な知識が必要でついつい敬遠しがちな配合成分についてもぜひ化粧品の良し悪しを評価する基準に加えてみてください。良いと思って使っているアイテムもこれまでとは異なる評価が出てくるからもしれません。